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Kyoto Japan

天女伝説と織姫たち

 

水浴びをしていた天女が羽衣を隠されてしまい、天に戻れなくなってしまった、で始まる天女の物語。

 

この京都、丹後では日本で一番古い天女伝説として語り継がれています。

その天女、実は大陸から渡ってきた渡来人という説。

天女は農業を伝え、お米、お酒をつくりました。

そしてもうひとつ大切なもの、養蚕、絹。

蚕から絹をつくって、手織りの布を織りました。

 

当時日本海を船で渡ってきた外国人が行き交う丹後半島には大陸の文化が早くに伝わりました。

天女によって村は裕福になったのです。

 

そしてその天女、後の豊受大神はその後、伊勢神宮の外宮に祀られることになります。

 

 

二千年経った今でも途切れずに絹織物が織られ続けている京都、丹後地方。

 

現代の織姫たちによって絹織物は大切に受け継がれているのです。