fil tango

Kyoto Japan

filはフランス語で糸、そしてtango 丹後

 

fil tango

     

🔸


京都の北、丹後地方は、古代、海の向こうからたくさん人がやってきて、さまざまな文化が伝えられたところ。

 

お米や酒造り、そして絹、養蚕や機織りも伝えられました。

 

それから二千年、この丹後で女の人はずっと機を織り続けています。


🔸

江戸時代、300年前に丹後ちりめんが誕生

 

それは強く撚られた糸に秘密がありました。

 

 

その丹後でしか作れない糸で織られる布は繊細で艶があり、柄がはっきり浮かび上がるまるで宝石のような布。

 

最高級の着物の生地として、日本中に知れ渡ります。

 

昭和の時代、丹後の絹織物はヨーロッパやアメリカにも輸出されました

 

🔸フィルタンゴのきっかけ🔸

  

6年前私は東京で毎日時間に追われるように働いていました。

 

仕事の達成感はあっても、充実感というものがわからず、毎日必死で目の前の仕事に向かう日々。

 

そしてある日、丹後ちりめんのことをまるでわかってなかった私を

     ちりめん業界の知人が丹後ちりめんの機屋さんに連れて行ってくれました。

 

するとその機屋さんに眠っている古いアーカイブの資料には見たことのないたくさんの素敵な布が!

 

それは昭和の時代に流行った、モダンな柄や西洋風の布でした。

 

 

そしてその場ですぐにいくつかの織柄を注文し、そして自分で刷毛で好きな色に染めて...

 

すると、着物の世界だけに収まらないその美しさに目が離せなくなりました。

 

一時間位、ずっとピンクに染め上がった生地をじっと眺めていたかもしれません。

 

仕事ではイタリアやフランスの糸や布、

旅行先で見たアジアの少数民族の刺繍、

 

今まで世界中でいろんな布に魅せられたけど

 

自分の生まれ育ったが場所にこのような美しい布があるとは思いもよりませんでした。

 

そして何とかこの美しい布を

 

今のファッションにも合う普段使いしやすいアイテムで

 

そして手の届くお値段、普段のお手入れも簡単なもので、

 

世の中に出すことはできないかと考えてきました。

🔸そしてもうひとつ気がついたこと🔸

 

 

多くの女性が布の仕事に携わってきた京都、丹後では

 

織物の仕事は経済的だけでなく、女の人の心もずっと支えてきました。

 

うれしい時も、つらい時もずっと機音と共に生活。

 

機織りの機械はまるで家族のような存在だったのです

二千年もの間どこかでずっと機音が響いている京都、丹後、

 

決して機音がなくならないように、小さな力ではありますが、

 

新しい方向に向かって、伝説の天女のように軽快に世界を飛びまわれる心を持てるアイテムを

 

フィルタンゴはグローバルに展開していきたいと思います。

 

 

🔸     🔸     🔸

profile プロフィール

 

山根ちさと

京都府京丹後出身

 

子供の頃、どこからともなく聞こえる機音、そして人々で賑やかだった丹後の街で暮らす。

その後京都市内、そして東京へ。

ニットデザイナーとして、デザイナーズブランドやアパレル会社に勤務、毎日たくさんの世界中の糸や生地に囲まれる日々を過ごす。

5年前に丹後ちりめんのバリエーション豊かな織柄を知り、仕事のかたわら準備をしてきました。

そして2017年から fil tango フィルタンゴをスタート!